キミとボク

残念すぎる男子(で済むか?)の成長記録

どす黒い感情

うーん。前頭葉を鍛えるってどうしたらいいんだ。

 

本当に小さいころからずっと同じ注意をしていることも多いのですが全くできるようになりません。来年から中学生になるにあたり身の回りのことについて注意をしていますがこれこそ「暖簾に腕押し」

 

素直なので言われればするのが救いではありますが本当に何度も同じことを言わされるのは非常にストレスです。それこそ、注意しても怒っても叱ってもできた時に褒めても、出来ません。前頭葉の働きが弱いんだと思うのですが自分のやりたいことを優先させてしまいます。今までは小さいし、ゆっくりできるようになれば、と思っていたのですがうーの学年は中学一年から内申点がつくことになり、中学に入るまでに何とかもうちょっとましにしたいと思うのが親心。短期記憶の弱さ、現状認識の甘さ、メタ認知能力のなさ、先の見通しをつけることが苦手、欲求というか感情を優先させてしまうという特徴がすばらしいコンビネーションを発動します。文字にしたくらいだと小学生でそういう子はいる、というレベルではありますが、これまたレベルが違います。

 

正直な話、親の外聞も気にしている部分もあります。「何あの子、親がちゃんと躾してないんじゃないの?」と言われるレベルですから。少なくとももしご縁があって結婚できたとしたら嫁に罵倒されるレベルではありますな。そういうところも非常につらいです。

 

今回本当に子供をこのまま突き放してしまおうかと思う出来事がありました。

うーは爪を噛んでしまう癖があります。汚いことに足の指もです。母はごく赤ちゃんの時以来うーの爪を切ったことがありません。うーが噛んでしまうからです。もちろん注意はしていましたが正直それ以外の気になるところを直すので必死で思い出した時に注意していた感じでした。長じて足の親指の爪が厚く硬くなってきたからでしょうかある程度伸びると爪が皮膚を傷つけ炎症を起こすようになりました。激しい運動をした時などにその症状が出て抗生物質で腫れが収まることもありましたが病院で切開して膿を出していただくこともありました。行きつけの外科の先生に勧めていただいて総合病院で見ていただきましたが軽い巻き爪ではあるものの手術をするほどではない(あまりにひどい巻き爪だと爪を縦に切除して巻いているくせのある部分をとってしまうようです)、爪を皮膚を傷つけない長さまで伸ばせば炎症は防げるしそうした方がいいだろうという診断を頂きました。もちろん手術は嫌だというので「先生の言うことを聞いて爪を伸ばそうね。それが出来ないなら手術しかないよ。それとこれを機会に爪も噛むのはやめてちゃんと爪切りで切ろうね。爪は固いからこのまま同じことをつづけると胃も傷つけるしね。」と言ってその時は神妙な顔をして「うん」と言っていたんですが。結果をいいますと爪は相変わらず噛んで切っていました。足の親指もです。今回少し腫れていたので発覚しました。

 

炎症をおこした場合過去に切開を何度か経験していますし巻き爪を解消するためにどういう手術をするかも一緒に聞いていたのにです。どういう手術をするかは忘れていましたけどね・・・。爪を噛んでしまうことによるリスクを冷静に考えられないというか考える前に爪を噛みたい、という欲求に負けるようです。本人曰く「爪が少しでも伸びると気になる」とのことですが、ねえ。これほど明確な事実を突きつけられて正しく優先順位がつけられないとは。

今回もこんこんと「普通、人は爪を噛むことのリスクを考えて噛みたくても「噛まずに伸ばして炎症を起こす原因を取り除くよう」に行動するものです。爪を噛んで伸ばさないことのリスクは「手術」です。こんな大きなリスクを回避する行動をとらないのは正直ありえません。今はあまり腫れていないけどもっと炎症を起こした場合、もう母はケアしません。巻き爪を解消する手術はします。(うーは怖がりです)自分でとった行動の結果を自分自身で責任取りなさい。」といい聞かせましたがそれよりも何よりも爪は爪切りで切れと何度言ったらいいんだ。

 

普通の人はこれでもし「手術」という痛い目にあえばそれ以後学習し同じ轍は踏むまいとするでしょう。でもきっとうーは同じミスを繰り返します。それがうークオリティ。

 

それでも親ですからうーがちゃんと一人で社会で生きていけるように、また人生の最期に「自分の人生、いい人生だった」と思えるような死を迎えて欲しいがためにこれからももがいていくんですよ、ええ。